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◆「一石二鳥」ならぬ「アインシュタインZWEISPACE」で不動産を変える!

投稿者:Y.Shimizu |投稿日時: 2020年10月27日

 

セントラルエンジニアリンググループがお届けする

~エンジニアのためのラジオ番組 A-LABO INDEX~

 

過去の放送で登場していただいたレジェンドエンジニアをブログで振り返りたいと思います。本日ご紹介させていただくのは、8/18、8/25放送のゲスト、株式会社ZWEISPACE JAPAN代表取締役CEO亀田勇人様です。

 

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亀田様のプロフィールはこちら。

亀田様は、現在、株式会社ZWEISPACE JAPAN代表取締役CEO

キャリアは、20年以上で、インターネット、テレコム、ファイナンス、ベンチャーキャピタル、教育、および、不動産業界のグローバル企業の仕事に従事されていました。

ソフトバンクグループでは、CEOのオフィスディレクターとして、ソフトバンクの創設者、孫正義さんとともに、アジアのインターネット業界の改革に参加。

SBIホールディングスのプロスパーアジアのCEOも経験された。ZWEISPACEを設立する前には、大手不動産会社「センチュリー21」の「Openhouse」のファンド部門であるARKアセットマネジメントのCEOを務め、不動産、スマートコントラクト、IoTAI、地震探知システムなどを中心に、複数のブロックチェーン関連の特許を取得。

現在は、不動産ブロックケーンネットワークを、登録や管理システムなどの不動産アプリとプラットフォームを使用してアジア諸国に拡大している。

そんな中で生まれたのが、ロボット建築士・鑑定士「オートカルク」、建物の耐震構造をAIで解析するアプリ「ナマズ」である。

こうした技術を元にZWEISPACE JAPANは、この8月、シリコンバレーを拠点にもつ、Plug and Play Tech Center の本拠地の、アクセレレータプログラムで、不動産建設テック分野で最優秀賞を受賞している。

 

 

 

―不動産業界に足を踏み入れたきっかけはPepper

 

ソフトバンクグループのCEOのオフィスのディレクターとして、創設者の孫正義さんと一緒に、アジアのインターネット業界に変革に携わってきた亀田様。その中で、ソフトバンク社が開発していた人型ロボット「Pepperの言語認識が25%くらいしかないことをソフトバンク社のチーフサイエンティストの方から聞かされ、助けて欲しいと相談されます。人とのコミュニケーションというものは相手の気持ちに合わせないといけないはずです。しかし、AIを勉強している人はそこが一番わからないという課題がありました。そこで、誰が一番「ヒトの気持ち」が分かるのかを色々と考えます。そこで至った結論が、「営業マンが人の気持ちが一番分かる」ということでした。「モノが売れる=コミュニケーション能力が高い」と考えた亀田様。この次に「一番いい営業マンは誰?」と考えたとき、一般的にはアメリカにおいてはなら不動産の営業マンだということに辿り着きます。そこで次に、日本、東京で一番家を売っているのは誰だ、と考えたときにその方がオープンハウス社の社長様で、東京の戸建の50%ほどは彼が売っていることを知ります。その後、その社長様とお会いする機会があり、「遊びにおいでよ」と言われ、社長室長兼ファンドの社長ということで仕事をすることになりました。社長様と一緒に仕事をすることになり、そこで亀田様が取り組んだことが、3つあります。それは

 

  • 通信と不動産の融合を図る
  • REIT(リート)(不動産の投資信託)の規模を大きくする
  • 社長の頭の中を理解し、ロボットに落とし込むために勉強

 

でした。②のREIT(リート)とは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品のことを指します。一般的に「不動産投資信託」といわれています。投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。

業務をきちんとこなしながら、Pepperの言語認識を高めるため、日本一の営業マンにくっついて彼の頭の中を間近で学んだ亀田様。40日ほどで、彼の頭の中が見えたというので本当に驚きです。このような経緯で亀田様は不動産業界に足を踏み入れていきました。

 

Zweispaceに込められた意味とは?

 

センチュリー21社で、148室あるシェアハウスを埋める仕事を任された亀田様。焼肉パーティーを開催し、外国人や面白い人に入居してもらうなどと様々な工夫を凝らしました。その結果、2ヶ月で全室を埋めることに成功しました。それだけでなく、6億円で買った建物が9億円の価値を持つまでに成長させました。この成果が認められ、亀田様のもとに700室を埋めて欲しい」という案件が入ります。これが東京の郊外にあるシェアハウスでした。この仕事のために誕生したのが、201510月に誕生した、「Zweispace.comでした。シェアハウスの情報をインターネットに載せてというのが始まりでした。皆さん、この「Zweispace.com」の名前の由来、なんだと思いますか?

そのヒントは「アインシュタイン」。「アインシュタインZWEIスペース」というアイデアだったのです。と言っても、まだピンとこない方が大半なのではないでしょうか?

実は、ドイツ語「アイン」が「一」で、「シュタイン」が「石」という意味なのです。そして、ドイツ語ZWAI「二」を意味します。日本の四字熟語で「一石二鳥」のという言葉があるように、「一石二スペース」という感じで「アインシュタインZWEIスペース」となっているのです。空間と時間を共有するという意味も込められてこの名前がつけられました。

 

不動産業界をひっくり返しちゃった??AIアプリ、ロボット建築士・鑑定士「オートカルク」

 

「オートカルク」は、AIアプリです。マイソクという不動産物件情報(売買物件・賃貸物件)がひと目でわかる図面資料があります。一般的には1枚の紙に情報が記載されており、図面や写真などのビジュアルな要素もあり、不動産業者間での情報伝達につかわれているものです。これの上に紙を載せて、なぞって写真を撮ってあげると一番儲かるアパートプランがわかる、という仕組みです。画期的なアイデアですよね!

このアイデアが浮かんだのは、不動産屋さんが土地を持っている方のもとに行って営業をした際、この土地がいくらなのとなったときに値段が出せるといいな、と感じたところから始まりました。何か立てたらいくら、更地ならいくら、このまま売ったらいくら、といったようにいろいろな情報が分かれば、営業もしやすいですし、地主の方も考えやすいですよね。また、不誠実な方が悪質な値段で売るということにも対応ができる、セカンドオピニオン的な要素もあります。亀田様の考えは、何手も先が見えているようで素晴らしいですね!

亀田様の思いは、連携してくれる不動産業者には便利なツールとして使っていただきたい、そしてお客様には適正価格で買っていただきたい、というものです。双方にとってWin-Winの関係であって欲しいという亀田さんの想いが詰まったサービスが「オートカルク」です。「Zweispace」の名前の由来もそうでしたが、亀田様は1つのサービスで多くの人が救われるということを大事にされています。仕事をする人も、サービスも受ける人も幸せにしまう亀田様。これを自然に実行してしまうのが亀田様の魅力なのかもしれませんね。

 

〜亀田様からの未来を担うエンジニア、今頑張っているエンジニアたちへのアドバイス〜

 

今年に入って、本田宗一郎さんの本を多く読みました。それを読んでいて感じたのが、世界一になるぜ、というものがあると良いなと思います。エンジニア魂で極めていく、と良いことあるかなと思います。

 

とてもシンプルなアドバイスを残してくれた亀田様。エンジニア魂で世界一を目指す。皆さんもかっこいいエンジニアとして一歩を踏み出してみませんか?

 

ここでは紹介しきれませんでしたが、シリコンバレーを拠点に持つ、Plug and Play Tech Centerの本拠地のアクセレレータープログラムの不動産建設テック分野で、最優秀賞を受賞した際のお話や、亀田様の取り組んでいる耐震のアプリ「ナマズ」のお話など様々なお話をされています。続きはぜひセントラルエンジニアリング株式会社のYouTubeチャンネルでお楽しみください!

 

 

亀田勇人様の声はこちら ↓画像をクリック

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ーー2020年8月18日・25日 bayfm78にて放送ーー

 

 

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