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◆「ググってるだけでいいんですか?」

投稿者:N. Mochizuki |投稿日時: 2017年06月05日

新生活がスタートするこの季節。

新しい門出を迎える方がたくさんいらっしゃるこの時期に、大きな期待と少しの不安を胸に一歩を踏み出される方も多いでしょう。

 

 

春、新生活スタート

 

この時期になると、着慣れないリクルートスーツとトレンチコートを羽織り、就職活動を頑張っている学生をよく見かけます。

当社は技術の会社なので、私がお会いするのは圧倒的に理工系出身の方が多いのですが、説明会や面接で毎年良く訊かれる質問があります。

それは、「入社までに今から勉強していて役立つことは何ですか?」という質問です。

 

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私が社会人になって最初につまずいたこと。

 

思い返せば私が新入社員になった時に、いくつも基本的なことでつまずきました。

Excelが上手く使えない。

・メールってどう書けばいいのだろう?

・日報ってどうやって書くの?

・報告書ってどう書くのが正解?

 

面接や説明会など人事としての業務内容以前に、社会人としての基本的な部分でつまずいて、戸惑ったことを思い出しました。

非意識高い系就活生だった私は、学生の時に就活講座等にも参加したことがなかったので、電話やメールの際の「お世話になります」が、ビジネスの世界では「こんにちは」と訳されるということも知りませんでした。

名刺は立ち上がって受け取らなければいけないとか、すぐしまってはいけないことも知りませんでした。

入社して最初のビジネスマナー研修では、知らないことだらけで、エレベーターに乗るときにも席次(?)があるという点にびっくりして、日本って変な国と思ったことを覚えています。

同時に、自分の出来なさ加減に、何を見て学べば社会人の基本が身に付くのか分からず、途方にくれました。

 

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ネットで調べるのではなく、本屋さんで本を買おう。

 

学生時代と違って教本があるわけでもなく、どうすればいいのか全く分からなかった私に、ある人がアドバイスをくれました。

それは「本屋さんに行って、立ち読みをして、一番分かりやすい『報告書の書き方』やエクセルの本を買ってごらん」という言葉でした。

インターネットには情報が溢れています。

様々な人が、様々なハウツーを書いています。

新人だった私も、ネットでたくさん調べましたが、正しく必要な情報にたどり着けず、時間ばかりかかっていました。

本は一冊に必要な情報が纏められているので、本の情報を基にネットで検索したら、ずいぶん効率的に自分が欲しい情報にたどり着くことが出来て、目からうろこだったことを覚えています。

 

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なぜネットではなく本屋さんで買うべきなのか。

 

ネットに無料で情報が溢れかえっている現代で、どうして本屋さんで本を買う方がbetterだと思うのか。それはネットの口コミで判断が出来るほど、事前知識がないことが多数だからです。

人には、それぞれ「書き方のクセ」というものがあります。私が仕事帰りに丸善(本屋さん)に本を買いに行ったとき、信じられないほど沢山のハウツー本がありましたが、何冊も立ち読みをして、自分にとって分かりやすい一冊をやっとのことで買いました。

いくつも比較検討して購入した方が、自分の書き方のクセに近しい本を選べる確率があがります。

また、自分でお金を出して購入すると、折角だから活用しなくては!という気分になり、しっかり読み込んで自分でも真似して書いてみてと、勉強にも身が入ります。

技術者向けの本も、本屋さんに行くと沢山売っています。その中で、自分にとって分かりやすいもの、活用しやすそうなものを購入するには、実際赴いて購入すると、モチベーションUPにも繋がるかもしれません。

 

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自分の人生設計におけるデザイナーになる為に、学ぶ。

 

社会という扉を開こうとしている方は、大きな期待感と同時に不安感もあることかと思います。就職活動をしていても、自分が社会人になる実感が湧かずに、不安を抱えながら就職活動をしている方も沢山いらっしゃると思います。

入社すると新人研修があったり、配属後も、最初の3年は学ぶことが沢山沢山出てきます。

何故学ぶのか。

それは自分の人生設計におけるデザイナーとして、いい設計をするためです。

社会人としてのイロハの話をしましたが、このブログを読んでいる皆さんは、エンジニアの卵として、先人が築いてきた技術を更に発展させ、未来のエジソンや松下幸之助になれる可能性があります。

そのためには、モノの設計等だけではなく、自分自身の人生におけるデザイナーとして、まずは自分の人生設計に必要な知識を身に付ける必要があるのです。

モノづくりは人づくり。

当社のモノづくりスピリッツの一つです。

エンジニアとしていいモノを作りたいなら、まずは、エンジニアの卵の皆さん、ご自身の知識のデータベースを拡大して、よいデザイナーを目指しましょう!

 

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Topics: まとめ, 理系就活