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◆チャレンジャー新井が感動した瞬間

投稿者:Gijutsubu |投稿日時: 2018年01月29日

こんにちは。自動車の研究開発部門にて設計業務をしている新井です。

 

今回は、今やっている仕事にについて熱く語ってほしいというご指示に従いまして、熱く語らせていただきます。

 

 

自動車業界での経験

 

私は、今までに、自動車業界のさまざまな業務を経験してきました。
実際に車の部品を削っている試作現場から、個人向け自動車販売の営業、部品サプライヤの設計などを経て、現在は自動車メーカー様の研究開発部門にて、設計の仕事を行っています。

試作担当時代に経験した工法の知識などは、3D-CADの仮想画面上で形状を検討する上でとても役に立っていますし、部品サプライヤ設計担当時代に経験した専門メーカーの知識も、私の大きな財産です。

 

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また、設計とはいえ、いや設計だからこそ人間関係は大切です。
社内社外関連部署との交渉や調整には自動車販売の営業経験が役に立っています。
経験や知識は、同じ業界/同じジャンルのみで生かせるものではなく、何かしら他の事にも役立つものだと思っています。

  

なかなかできない経験

 

現在の担当業務は、ラダーフレーム構造系車種の冷却部品設計です。 
具体的な担当部品は、エンジンを冷却するラジエータと関連する熱交換器や補機類です。
かなり専門色の強いジャンルで、部品を設計する際には一般的な機械設計知識の他に、特化した専門分野の知識も必要です。
最近になって新しく知ることもあり、まだまだ知らないことの方が多く常に課題は尽きませんが、あえて言うならば、簡単に解決できてしまう課題ばかりでは自分が成長できません。 
「難しいからこそやりがいを感じる。」「難しいからこそ面白い?」なんて感じています。
エンジニアの経験が長くなると、頑固で偏屈になってしまうのかもしれませんね(笑)。

 

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たまたまのめぐり合い?軌跡の出会いなのかもしれませんが、以前の職場の時から現在担当している車両と部品に携わっており、まだ構想段階で影も形もない時期から関わっています。
以降、試作や実験を経て、量産が開始され、同じ車種の別の生産工場追加や他社供給追加なども含め、一貫して担当させていただきました。


また、今どきは机上検討が主流になって、実際の部品や車両を見る機会は減ってきていますが、まさに車両の量産開始1号車のオフラインの瞬間に立ち会うことができたのは、なかなかできないどころか、もうこの先経験できないような経験だと思います。


東南アジアや中米の工場ラインサイドで、妙な緊張感とともに自分の関係した部品が組み付けられる瞬間を確認する。
同じような気持ちでラインを見守る他の部品設計担当も多数。
そんななか組みあがった車両がオフライン、エンジンに火が入った瞬間は、ただただ「感動」でした。 
組み立てた作業員から自然と拍手がわきあがります。
エンジニアとしてとても幸せな経験でした。
これらのクルマ達には、まだまだこれからも関わることになりそうですが、、、、。

 

 

あ!あのクルマは!

 

やはり自動車部品の設計を担当していれば、自身が関係した部品が付いている自動車は気になります。

長期休暇に出かけた海外旅行先。東南アジアの田舎道を疾走するピックアップトラック。


おおっ! 自分の造った部品が付いた車が走っている!


未舗装のでこぼこ道を、荷台満載で埃を立ててガンガン走る姿を見ると、誇らしくもあり、嬉しくもあり、苦い記憶が湧いてきたり。 
やはり自分の関わった車両がナンバープレートを付けて一般公道を走っているのを見ると、なんともいえない、ムズムズした気持ちになりますね。

また、業務で実験車を確認しに行く時には、違う気持ちになります。
疑似的に過酷な環境を再現し走り続ける実験車両。
いろんなところにいろんな計測器をつけられて飛んだり跳ねたり泥水に突っ込んだり、ボロボロになるまで走り続けて、最後は衝突実験で役目を終える。
新しく生まれてくる兄弟や子供たちが堂々と自信をもって世界中を走り回る為に。

もともとクルマ好きで思い入れがあるタイプなので、どうしてもクルマには気持が入ってしまいます。


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自分が担当するのは自動車1部品であり、その部品だけでは機能しませんが、自動車に組み付けられて、自動車の機能を担っている。 と、思える瞬間がエンジニアの面白さではないでしょうか?
近頃の設計部署は、設計だけでなくコスト管理や調達の一部分にもクロスファンクションに協力するようになりました。 
本来の設計をする業務だけでなく、さまざまな角度から見た“設計”を要求され、制約は増えていくばかり。 
日々期限に追われる毎日ですが、そんな苦労をしたからこそ、完成したときの喜びが大きいのだと思います。

 

 

熱く語れ!ということなので、最後は熱い言葉を!

 

…どこかでだれかが言っている言葉に似ているかもしれませんが、最近こんなことを考えることが多いです。

努力や苦労が必ず報われるとは思っていませんが、努力も苦労もせずに生まれたものに感動する人はいない。
そんなものはたぶん自分も欲しくないし感動しない。

失敗は、失敗だと思った瞬間から失敗になる。

成功するまで間違いを直せば最初の失敗は失敗ではない。

…まあ、そんなにうまくはいきませんけど、、、。

by arai

 

 

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Topics: 理系就活