こんにちは。人材開発課の郷原です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍で一気に進んだ働き方改革。私もテレワークの日々です。
不自由を強いられてはいますが、良いこともありました。
それは「就活生とじっくり話ができること」
悩みや相談にWEB上で気軽に答えられるようになりました。
話をする中でよく話題になるのが、
「エンジニアとしてのキャリアを考える上で何を意識したらよいのか」ということ。
世の中の役に立つ製品を作りたい。誰も見たことのない製品を作りたい。
エンジニアとして皆さんが「やってみたいこと」は簡単に頭に浮かんでも
「やってみたいことを実現するための考え方」についてはわからない、悩んでいる方が
とても多かったのです。
そこで今回は「理系学生がキャリアを考える上でまず意識してもらいたいこと」
についてお話ししたいと思います。
◇◆◇◆ 「この製品を作ってみたい!」はNG? ◇◆◇◆
「エンジニアとしてどんなキャリアを歩んでいきたいですか。」という質問に対して
一番多いのがこんなタイプ。
「私は小さいころから~が好きで大きくなったら自分もエンジニアとして開発に携わりたいと思っていました。エンジニアとして成長し、世の中に認められる~を作りたいです!」
(~は皆さんの好きな製品などを入れてください。)
小さい頃からの夢を叶える。とっても素敵な事なのですが、キャリアを考える上では
正直おすすめしません。
同じような考え方で
「~業界にあこがれを持っており、~業界で力を付けたい!」という考え方も個人的にはあまり良くないと思っています。
なぜなら「製品や業界は時代によって変わるから」です。
日本を代表する自動車メーカー「トヨタ自動車」
社名を知らない方はいないと思いますが、トヨタ自動車の祖業は自動車ではありません。
トヨタ自動車はもともと織機(布を織る機械)の会社でした。効率の悪い手織での作業を何とか改善するために動力による織機を発明し、販売していたのです。(現在の豊田自動織機がこれにあたります。)
※画像はイメージです。
やがてトヨタはアメリカを中心にしたモータリゼーションの動きを敏感に感じ取り現在の自動車メーカーとして台頭します。
人間の欲求に終わりはありません。製品や業界もトレンドや思いで変わっていきます。
会社も同じです。同じものを10年後、作り続けているとは限らないのです。
(今回のコロナ禍も少なからず業界再編に影響があるでしょう。)
そんなときに大切になってくるのが「仕事で考えること」なのです。
例えばエンジニアであれば、開発と一口に言っても「設計」や「解析」、「評価」、「実験」など様々な仕事から成り立っています。その仕事から自身のキャリアを考えていくのです。
時代が変わり、製品が変わっても仕事のセクションがなくなることはありません。
例えば。。。
・製品の基本設計であればどんな製品でも対応できるエンジニア。
・解析、評価のスペシャリスト。どんな製品でも最短、最速で理想の結果へ。
こんなエンジニアになれればどんなに時代が変わっても、安心して働くことができますよね。
(もちろんそのためには絶えず勉強も必要なことは言っておきますが。)
こういった考え方に立てばそもそも企業を選ぶ際の見方も変わってくると思います。
会社の規模、作っている製品、業界ではなく、
「自身の極めたい仕事」に必要な能力が身につく会社か。
(教育・研修だけでなく、会社が持っている技術や強みなどを見る)
ここを見てもらいたいのです。
このあたりについてはまた別のお題の際にお話しした方がいいですね。
不安定な時代だからこそ、
「じぶん」に目を向け時代に左右されない存在になりましょう!
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