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◆”特殊めっき”技術で特許を取得  金城 純一氏

投稿者:N_Mochizuki |投稿日時: 2019年07月29日

 

セントラルエンジニアリンググループがお届けする

~エンジニアのためのラジオ番組 A-LABO INDEXphoto_hanafusa200

6/18、6/25 放送のゲストは、株式会社ナウケミカル 代表取締役社長 金城純一でした。


いつものように、エンジニアを目指す皆様にアドバイスをいただいております!

 

私は大学時代に工学部で漠然と「エンジニアになりたい」と思っていたのですが、実際に社会人になって希望どおりの職種につけたとは思っていなかったんです。社会人になるとやりたいこともどんどん変わっていって、やりたい仕事についても、「やってみたらあまり合わないな」と思えることもあったんですね。今、歳もとって大切だなと思うのは、今の仕事がやりたい仕事とちょっと違うかなと思っても、与えられた仕事を精一杯こなすことが必要だと思います。もしかしたら好きになるかもしれないし、ダメかもしれないけど、やらずに決めてしまうのは良くないことだと思ってます。
社会人になっても「自分さがし」をしながら、やりがいのある仕事を自分で見つけられるよう頑張っていただきたいなと思います。

 

<金城 純一氏 プロフィール>ーーーーー 

1968年生まれ、東京都出身。群馬大学工学部機械システム工学科卒業後、1993年光学メーカーの日東光器株式会社に入社。工場にて装置のメンテナンスや改造、光学設計を経験した後、営業部で光学部品の販売に携わる。2001年、創業者である父親に頼まれ、ナウケミカルに入社。2013年父親の急逝により代表取締役社長に就任し、現在に至る。

 

同社は、主に電気製品の中に入っている電子部品へのめっき加工を行っている会社である。めっきとは、材料を錆びから保護するため(耐食性)、見た目を美しくするため(装飾性)、そして電気を流れ易くするため、また部品同士を接合する(機能性)ために行われ、材料の表面に金属の薄膜を被覆する処理のことをいう。塗装とは異なり、電気を流しながら化学変化で薄膜を接着させる。市販されているめっき液を使うのが一般的だが、同社は、顧客の要望に沿った、独自のめっき液を自社開発し、「光ファイバー」や「粉体」など、難しいとされているものへのめっきを実施している。

 

「粉体」における技術では、10ミクロン径の金属紛、樹脂粉、硝子粉など一個一個にめっきを施すことが可能である。薄く均一にできる同社の技術はその仕上がりの美しさが認められ、電子部品の領域を超え、キラキラと輝かせるために最適という理由で、アイシャドーなどの化粧品市場へも展開されている。

 

また、素材同士の相性が関係し、過去の文献には作成は不可能と記されていた「金錫(すず)合金めっき」にも挑戦し続けた。何度も失敗を繰り返し20年にも及ぶ研究の末に開発に成功し、特許を取得。この不可能を可能にした執念が、社風として継承されている。

 

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A-LABO INDEX

毎週火曜日24:00~24:27 (FM 78.0MHz)

 

当社ホームページ「A-LABO INDEX レジェンドエンジニアの声」ではA-LABO INDEXにご登場いただいた著名なエンジニアたちの生の声や様々な最先端技術の誕生秘話などフルバージョンでお聞きいただけます。

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金城 純一様の声はこちら ↓画像をクリック

A-LABO INDEX

ーー2019年6月18日・25日 bayfm78にて放送ーー

 

 

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