このニュースは、社員の皆様の成長に役立つ情報をお知らせする「スキルアップ・マガジン」としてメール配信しているものを、アーカイブしたものです。
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こんにちは。 スキルアップニュース編集室の郷原です。
今回は7月12日に愛知県豊田市で行われた、新人報告会についてレポートします。
この新人報告会は名古屋オフィス所属の入社2年目の若手社員が、1年間の業務を振り返り、どのような問題が発生したのか、その原因は何だったのか、そしてどのような対策をしたのかを、上司や先輩社員に報告するもの。
そして自身の成長、組織の成長につなげる大切な場です。
今回は豊田市の自動車メーカーで業務をしている9名の社員が参加しました。
始まる前の1コマ。真剣な表情で、発表する内容を一生懸命練習しています。
太田課長の開会宣言の後、持ち時間1人8分で発表を行い、最後に尾藤顧問による総評で終了となります。
~発表は以下の事項~
- 自身の業務について
- 業務の問題点について
- 問題点の要因解析(原因 → 1~5次要因 → 真因)
- 対策と期限の設定
- 対策の効果確認
発表前、上司や先輩社員に各自作成した資料が配られます。
これはある社員の報告資料。
A3用紙1枚に、きれいにまとまっていますね。
いよいよ報告会のスタートです。一人ひとりの発表のあと、参加者が質疑応答。そして採点を行い、問題点などが本人へフィードバックされます。
入社して1年。どれだけ成長したのか、先輩社員も興味深く聞いています。
緊張しながらも堂々と発表をする若手社員たち。
学生時代とは違った姿がそこにありました。
配属先の自動車メーカーでは問題が起こった時に、「なぜ起こったのか」を繰り返し考え、問題の「真因」を見つけることが基本であると徹底的に教えられます。
いわゆる「なぜなぜ分析」です。
全員の要因解析をまとめてみると、ある傾向に気が付きました。
それは「上司や先輩に確認や相談をしていない」ということ。
つまり、業務上の問題の真因は「コミュニケーション不足」「確認不足」にあるという人が、9名中8名もいたのです。
業務上での問題の約9割を占めるコミュニケーション
コミュニケーションと聞くと、「自分は苦手だからなあ」なんていう方も多いと思いますが、コミュニケーションは【スキル】であり、トレーニングすれば習得できるのです。
ご存知でしたか?
性格やパーソナリティーとは違い、「会話術」「交渉術(ネゴシエーション)」と言うと、理解しやすいかもしれませんね。
当社はコミュニケーション“スキル”を伸ばす研修を、定期的に実施しています。
興味のある方は、担当営業や人材開発部にご連絡をお願いします。
同自動車メーカー出身の尾藤顧問からの総評
「仕事ができる人とは、どういう人だと思う?」
「そう、コミュニケーションが上手な人なんだよね。」
「上の人と、いかにコミュニケーションをして、アウトプットのイメージを共有できるかなど、お互いに、腹に落としあうこと。これが大切なんだよ。」
「こういうことをマメにやるのが、一番良いと思う。」
「あともう一つ、横とのつながり。この9名は同期。仕事をする上でとても大切だね。」
「このことはあいつに聞こうなど、そのようなチャンネルをつくることが大切。遊びにも行けるような同期になって欲しい。」と、尾藤顧問から実体験に基づく、貴重なお言葉をいただきました。どうもありがとうございます。
やっぱりコミュニケーションは、仕事をしていく上でとても大切なんですね。
報告をしてくれた若手社員の皆さん、本当にお疲れ様でした。
業務の合間にこれだけの資料をまとめるのは本当に大変だったと思います。
今回の報告会では、業務上での問題点に気付くだけでなく、自身の成長も感じ取れたのではないでしょうか。
本人以上に、直属の上司は、冷や冷やだったと思います。1年間でどれぐらい成長させられたのか、見えちゃいますからね(笑)。
この様な取り組みはまだまだ一部でしか行えておりませんが、今後、機会を増やしていきたいと思っています。