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「梅雨入りに向けて」中﨑です!

2021年6月08日

機械トレーナーの中﨑です。

6月に入り、季節も段々と梅雨にさしかかり、過ごしづらい季節になってきましたが

いかがお過ごしでしょうか。

ニュースで、今年は例年より梅雨入りが早いと耳にします。

私は現在、名古屋会場に於ける研修のため、4月下旬から名古屋に常駐していますが

気温や湿度の上昇をはっきりと肌で感じられるようになりました。

今回は、より健全に業務をこなすための情報をご紹介したいと思います。

昔はこの時期、設計者にとっては非常にやりづらい時期でした。

理由は、現代のようにCADでの設計がメインではなく、手書きでの作業が

殆どであったからです。 じめじめと湿った環境で図面を描くと、図面用紙が

湿気を受けて図面表面がベトベトしたり、敏感な方は鉛筆の芯の硬度にも変化を

感じ、力加減を意識したり、とにかく面倒なことが多くありました。

殆どがCADでの作図となった現状では、快適な環境での作業が可能となりましたが

コロナの影響下、窓を開けなければならないなどの事情から、湿気も受け入れざる

を得ないと言うことがあるかもしれません。

その際は、可能な限り室内の除湿を同時に行うことである程度回避は可能です。

もっと肝心な点として、このように時期は特に体や就業環境など、健全な

状態を維持する、または予測して動くなどの対応が出来ないと、思わぬストレスを

抱えてしまうかもしれませんね。

今年の6月は、太平洋高気圧の張り出しが平年より強い予想と言われています。

梅雨前線の北上が早めで、前線の活動は活発になりやすいようです。

こうなると早い時期から梅雨の終わり時期のような豪雨になる可能性もあります。

居住地域に大きな河川等がある方は、今のうちにハザードマップ・非常持ち出し袋の

確認をするなど、念のために大雨に備えておくと良いでしょう。

健康状態についてですが、毎年、同様の不調を訴える方がいらっしゃいます。

症状として一番多いのが頭痛や倦怠感です。

この原因は、梅雨時は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わり、天気が崩れやすいことに

関係があるといわれています。

梅雨時の気候の変化は自律神経にも影響を与えるといわれていて、特にこの時期、

急にくる頭痛などは、耳の奥にある内耳が人によって敏感に反応しすぎて、わずかな

気圧の変化でも脳に過剰な情報が伝り、自律神経が乱れて、体に様々な変調を起こす

とされています。

大気の気圧が低くなると、身体を休ませる神経である副交感神経が働きます。

この副交感神経によって、倦怠感や、やる気の低下を引き起こさせるそうです。

また、低気圧が続くと「ヒスタミン」が分泌され、肩こりや頭痛が起こることも

あるといわれています。

先に述べたように、中でも頭痛が多いようですが、痛くなったらでは遅いので

予防措置が必要です。 ひとつは耳のマッサージで、両耳たぶをつまんで、引っ張り

ながら大きく回して内耳の血流を良くし、自立神経をと整えること、または、

片頭痛になる方は、コーヒーが良いとされ、コーヒーに含まれるカフェインが血管を

収縮させるため、気圧の変化で血管が膨張してもそれを収縮させ、頭痛の症状を和ら

げてくれる効果が期待できるそうです。 この場合温かいコーヒーが効果的です。

更に、梅雨時期は体がむくみやすくなります。 なぜむくむかというと、

湿度が上がることで、体の湿分が汗となって出にくくなり体内に余分な水分が

溜まってしまうことが考えらえます。 そこで、水分を排出しやすくする食べ物と

して、納豆、ホウレン草、バナナ、緑茶などには、水分排出を促すカリウムが

が比較的多く含まれており、効果的とされています。

だらだらと長くなってしまいましたが、このように技術と同じように問題となる

ものには必ず根拠があり、その根拠を解き明かし、改善策、予防保全に繋げられれば

より良い形を手に入れることが出来るかと思います。

この時期、私にとっては1年で最も苦手な季節ですが、雨季の次に来る夏の日照りの前に

必要なものとして前向きに考え、それに対する備えをもって上手く受け入れていければと

思っています。

みなさんも、これらを参考にしていただき、いろいろな知識と実証をもって

ご自身に合ったかたちで、今年の梅雨を上手く乗り切りましょう。