何でも作る！ 機械設計トレーナーの上原です。
これは何でしょう？
ほしい物は作る！ A-LABO機械設計グループ です。
さて この見慣れない道具？ 何に使う物か解りますか？
A-LABO事務所には 重要な資料を収めたキャビネットがあります。
沢山の書類を収納している物なのでとても重く 移動する為のキャスターが付いています。しかし それが仇となって 日に日に微妙に移動して 何時しか人の往来の邪魔になってしまうのです。
何とかしたい！ そんな思いで開発されたのがコレ！
「たらららったた～！ キャビネットストッパ～！！」
（注 ドラえもんの四次元ポケットから出てきた雰囲気でお読みください！！！）
第1弾（右側）は まずはキャビネットの下のあるキャスターを調査して 理論的な寸法を設定。
基本形状を走書きしたところで 山中トレーナーにトス。３Ｄプリンタで原理試作をおこないました。しかし講師室は床面がカーペット仕上なので ハードフロア用の設計のままではうまく設置できません。
そこで第2弾（左）。第一弾をキャビネットに装着しながら カーペットの沈み込みを測定して形状データを修正したのがコレ。
そして 実際の使い勝手を考えて あれこれアイデアを盛り込んで仕上げたのが 最初にご覧いただいたアレ！輪留め性能も完璧ながら 誰でも簡単に着脱可能な逸品に仕上がりました。この形状で量産！キャビネットのタイヤの数だけプリンタで出力して作戦終了。
所要時間4時間。そのほとんどが ３Dプリンタの出力時間で 人が頭をつかったのは トータルして１０分も無いかも・・・。瞬間的インプレッションな設計でした。
量産設計経験者が寄ってたかると手が付けられない！！！！ 瞬く間に頭の中のイメージが実際に役立つグッズになって現れました！
今回は ３Dプリンタを考えたものづくりで開発ストップですが もしこのブログをご覧になった事務機器什器の専門の方が御出ででしたらぜひともお声がけください。
量産向け射出成型用金型の条件を盛り込んだ図面を作成いたします。