樹脂部品設計基礎(講座番号:MF002)

この研修のねらい

【樹脂部品はこれで設計・見積もりができる!】

射出成型を理解し、樹脂部品が設計できるようになることを目指す講座です。

こんな方におすすめ!

  • 車載電子機器、民生電子機器、その他樹脂部品を必要とする業界で樹脂部品の設計の必要に迫られた方

この研修で身につくこと

  • 樹脂部品の特性や、樹脂部品に起こりがちな不具合項目の原因とその対応法の理解
  • 樹脂部品設計ができるスキル
  • 樹脂金型・樹脂部品単価の見積もりができるスキル

研修情報


【対象者】
・民生機器、車載機器設計部門、筐体(外装)設計者
・車載電子機器、民生電子機器、その他樹脂部品を必要とする業界で、樹脂部品の設計の必要に迫られた方

【前提条件】
機械工学概論:3回コース(講座番号:ME001)を受講済、または同等レベルの方

【概要】
地球上至る所に樹脂があります。
「樹脂部品なしでは工業製品は成り立たない」と言っても過言ではありません。
本講座では、射出成型を理解し樹脂部品が設計できるようになることを目指します。
また、予算取りをするにあたって必要な樹脂金型や樹脂部品の見積もりを、極力少ないパラメーターで計算できる方法についても解説します。

【内容】
1.樹脂部品の概要学習
 樹脂部品に特有な事項(抜きテーパー、収縮率、ウエルドライン、ヒケ、白化、シルバー等)においてトライショットで発生しやすい不具合について原因とその対策についての学習
2.樹脂の種類による違いについて
 リサイクル樹脂の考え方
 超音波溶着とレーザー溶着について
3.射出成型のプロセス
 樹脂の金型の構造、射出成型工程に関する知識について
 アンダーカットの対応(スライド金型)についての解説
 金型をいかに安くあげるかについての解説
4.製品単価、金型価格の見積もり方法
5.生産数量の考え方、見積もり方法
 生産数量を鑑みたプランニング
 より少ないパラメータで大外れのない見積もり方法

トレーナー紹介

上原 行康

上原 行康

経歴
人呼んで、「国内A級ライセンスの走る技術者」。
車載用電子機器メーカーで、設計部門での20年の筐体設計経験と購買部門での活動経験があります。製造現場も多く足を運んだので、大概のことでは悩まない、豊富な知識とスキルを持っています。
敷居は低く、間口も広く、研修に来ていただいた方には必ず「お土産」になるスキルを身につけていただく研修を実施するのがモットーです。機械技術の基礎から量産の最先端の裏事情まで、設計者として独り立ちするまでの道のりを、寄り添った形でお助けします。
担当分野
  • 製図
  • 機械設計
取得資格
  • 日本VE協会 VEL(VEリーダー)他 多数