機械トレーナーの中﨑です。
現在、A-LABOでは専門的な技術研修だけに留まらず、身近な様々な気付きを
得るために、日常何気なく当たり前に利用してきたものについて、もっと便利
なものは出来ないかという発想をもって、これを研修の課題として実践いただい
ているところがあります。
日常、多少の不便を感じているのになかなかそれを本気で改善できないだろうか
というところは、誰しもがひとつふたつは必ず持っているところではないでしょうか。
この改善意識は、昔から企業によって重要視されることが多いところです。
A-LABOでは3DCAD、3Dプリンターを用いて、このどうにかならないかという身近な課題に対する改善を形にできる設備が整っています。
現在、A-LABOでは技術の研修だけでなく、環境整備にも力を入れています。
環境整備とは、仕事をやりやすくする環境を整えて備える活動です。
ただ整理する、掃除をするだけでなく、毎日欠かさず実施することで業務の見える化と改善を習慣化していきます。
そうすることによって環境整備は、仕事のやり方を学び、気付く人を育て、円滑な
コミュニケーションの環境に整えていくものです。
これも念頭に入れ、普段の環境をもっと改善出来る点がないかという気付きをもって
技術的なものをとりいれつつ解決する工夫を実践しています。
例えば、普段使っているテーブルタップですが、使っていない際にまとめて倉庫など
保管場所にて管理しているものをすぐ近くにて整理整頓でき、即座に利用できるもの
を考えてみるという発想があり、これを実現させ実際に利用しているものなどがあります。
こういった小さなひとつひとつの気付きが、普段の業務の中での気付きに発展しやすくなるよう、研修に取り入れ、テクニカルな研修とともに、改善意欲を膨らませ、
その結果を現実のものとして活用できるしくみを構築しています。
機械研修に於いては、今後もより多くの方に、より良い気付きをもってもらえる環境をご提供できるうよう日々考えております。
(例)昨年度新卒研修課題によるテーブルタップスタンド