こんにちは。営業3課の村井です。
営業3課は愛知県名古屋市を拠点とし営業活動を行っている課です。
愛知県といいますと愛知、岐阜、三重は中京工業地帯の一角で、盛んな産業がいくつかありますが、その中でも「二大輸送機産業」と呼ばれるのが、自動車産業と航空産業です。自動車は有名ですが、航空機はご存じない方もいらっしゃるのでは?
愛知県が、航空機関連産業拠点だってご存知ですか?
実は、東海地区は、日本の航空機とその部品の生産額の約5割、機体部品だけなら約7割を生産しており日本の中でも随一の航空産業拠点なのです。
今日は、私が担当している、航空機関連企業様から非常に高い評価を得ているエンジニアのAさんを紹介したいと思います。
勇気と熱意をもって、、、、
Aさんとは約1年前に当社の中途募集に応募してきたのが出会いでした。
前職では、自動車エンジン試験に関わるシステム開発、カーナビシステムの組み込みソフトウェア開発など素晴らしい経歴をお持ちですが、ただ少し大人しく、コミュニケーションがすこし苦手な感じの寡黙な方でした。
配属先業界は、「自分の経験が活かせればどこでもいいです」程度の希望だったので、私もAさんの過去の経験が活かせるように自動車の性能評価、実験を行っている会社を提案いたしました。
ですが、Aさんは、「う~~ん」と言ったきり黙ってしまいました。
口数は多くはありませんが黙り込むような感じの人でもなかったので、「どうしました?」と聞いても返事が返ってきません。
しつこくどうしました?と聞くのはどうかと思いAさんが自発的に口を開くのを待っていました。
しばらくの沈黙の後、ようやくAさんが口を開きました。
「恥ずかしい話ですが、小さい時から飛行機が好きで航空業界で自分の力を発揮できたらいいなと思っているのですが、、、、」
この時はしっかりと私の目を見て言いきったのです。
そして「実は前職を退職した理由は、その会社に航空業界に移りたいとお願いをしていたのですが、何かと理由を付けてずっと引き伸ばされてきたからなんです」とも。
私は、すぐに課長に相談し、自分の担当企業の航空・宇宙開発のエンジニアリング会社を提案しました。
未経験の業界で大丈夫か?
不安もありましたが、Aさんの「飛行機がやりたい」という熱意も伝わってなんとか配属が決まりました。
やりたい仕事だから頑張れる
Aさんの業務はヘリコプターに搭載される組み込みソフトウェア開発です。
(本当は搭載している機種名も分かっているのでここに書きたいのですが、機密事項で残念ながら公にできません。でもすごくかっこいいヘリですよ!)
配属した当初は、Aさんの上長から、「もう少しコミュニケーションが取れればなぁ」という言葉を何度も頂いたのですが、3ヶ月、6ヶ月と経つうちに、部内でもコミュニケーションが取れてきて、今では、一人で関係部署との打ち合わせに参加しています。
来月からは部品サプライヤーとの打ち合わせも一人で行い、国内ですが出張にも一人で行くようです。(もともと技術力はある方なのでもう大丈夫ですね)
残業も多く機密事項も多い職場ですがこれからもAさんが快適に業務に従事できるように私もサポートしていくつもりです。
ぜひこれからも頑張って頂きたいです。
私は営業なので、かないませんが、スキルを持ったエンジニアの方は、自分のやりたい仕事に就けるんだなぁ、ちょっぴりうらやましいなぁって思いました。
By murai
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