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◆純国産アーチェリーの製造 西川喜久氏

投稿者:N_Mochizuki |投稿日時: 2019年06月19日

 

セントラルエンジニアリンググループがお届けする

~エンジニアのためのラジオ番組 A-LABO INDEXphoto_hanafusa200

5/21、5/28 放送のゲストは、株式会社西川精機製作所 代表取締役 西川喜久でした。


いつものように、エンジニアを目指す皆様にアドバイスをいただいております!

 

「モノを作る世界にいるからこそ思うのですが、やはり何をみても人のニーズが重要です。そのニーズに対して、じゃあ自分は何をするのかをしっかり考えて、どのようなものならニーズに対応できるんだろう? その答えが出たら、まずは手を動かせ!

『ロジックと実行』、『試行とトライアル』、この2つは両輪で、どちらかが欠けてもモノづくりの進歩は無いような気がする。若い モノづくりを目指しているかたは、しっかりとしたロジック思考で考えて、考えたらまず手を動かす、作ってみる。その後の評価は他の人がしてくれる。」

「間違いなく、いいものを作れば、それに対する評価は絶対間違いなくOKだと思います。それにはまず、しっかり考えてね、ということです。」

 

<西川喜久氏 プロフィール>ーーーーー 

1965年生まれ。日本大学農獣医学部卒業後、父親が経営する西川精機製作所に入社。同社の前身となる会社は、1960年東京都にて創立され、現在まで金属加工会社として、切削(削る)・板金(曲げる)・溶接(つなぐ)・組立て据え付けと、総合的に金属を扱ってきた。その技術は多方面に用いられ、医化学関係、スーパーコンピューター、カヌー競技に用いるゲートなど、幅広い実績を持つ。1999年、先代であった父の死去により代表取締役に就任。

 

かねてからアーチェリーに興味を持っていた西川氏は、練習に通ううちに弓を形成するハンドル・リム・照準器などが精密な工業製品であり、様々な奥深い技術が施された機械であることに魅力を感じていた。しかし現状の弓はアメリカ製と韓国製が主流で日本メーカーが撤退したため細かい部分でしっくりこない。次第に日本人の体形に合う質の高い弓具を作りたいと思うようになった。

 

そこで西川氏は「純国産アーチェリーの弓を復活させる」プロジェクトを立ち上げ、エンジニアと開発を進めていった。投射時のがたつきを抑え、安定性を高める弓具のハンドル(=リムを結合する機体)をこのほど完成。グリップ部分を握りやすく変えるなど細部のこだわりをクリアさせた。ミリ単位の設定で的を競う繊細な競技の一助に機械製作で参画できるのは精密機器の会社として面目躍如である。まもなく完成品が競技者に届けられ、活躍は目前にある。国産弓具によりアーチェリー愛好者の裾野が広がることを大望されている。

 

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A-LABO INDEX

毎週火曜日24:00~24:27 (FM 78.0MHz)

 

当社ホームページ「A-LABO INDEX レジェンドエンジニアの声」ではA-LABO INDEXにご登場いただいた著名なエンジニアたちの生の声や様々な最先端技術の誕生秘話などフルバージョンでお聞きいただけます。

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西川喜久様の声はこちら ↓画像をクリック

A-LABO INDEX

ーー2019年5月21日・28日 bayfm78にて放送ーー

 

 

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