
ユーザー目線と「笑顔」にこだわり、
複雑精緻な立体駐車場の
制御ソフトに挑む
システム/ソフト設計
川下 明宏
川下 明宏
システム/ソフト設計
配属先:エンジニアリング事業会社
静岡県 出身
2008年 新卒入社 専修大学 出身
学部・専攻/ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科
入社のきっかけ
最初は「毎日スーツを着たくはない」という理由から、安易にモノづくり系の会社説明会に参加していましたが、セントラルの説明会の参加して選考に進む中で、人事の方々が手厚くサポートしていただいたことが安心材料になりました。
セントラルエンジニアリングで働くことについて
お客様との対話を通じて、
常にベストな駐車設備を提案する
限られたスペースを有効に活用し、より多くの自動車を駐車するためには、立体駐車場をはじめとする機械式駐車設備が欠かせません。私が手がけているのは、こうした駐車設備を制御するソフトウェアの開発。PLC(機械を自動的に制御する装置)を使用してのシーケンス制御の設計、製作、現地調整業務を主な業務としています。
出向先である大手駐設備メーカーにはもう10年近く在籍していますが、いまだに毎回「まだやったことがない仕事」に挑んでいます。なぜなら駐車設備と一言で言っても、土地の形状や自動車の台数・種類、ドライバーのニーズなどによって機械の種類や動作は千差万別だから。それゆえに私が仕事で大切にしているのは、「これでいいだろう」と安易に従来のやり方を踏襲しないことです。時には駐車場のオーナー様に直接「この部分の仕様は変更した方がドライバーのために便利ですよ」といった提案をすることも珍しくありません。開発業務の半分を占めているのは、実は開発メンバーやお客様との打ち合わせ。演劇活動で鍛えた持ち前の笑顔と徹底したユーザー目線で、常にベストな駐車場づくりに貢献したいと思っています。
思い出に残っている仕事
複雑を極める駐車システムだからこそ、
エンジニアとして身につく力も大きい
駐車場設備は種類が豊富で開発内容も多彩なのですが、とりわけ複雑なのが、都市部のマンションなどによく使用されるパズル式立体駐車場です。パズル状に組み合わさった多数のパレットを動かし、複数階に置かれた自動車を格納・出庫するためには、無数のパターンを正確に制御しなければなりません。このソフトウェアを開発するには、かなり高度な技術を要します。立体駐車設備の開発には制御系のあらゆる要素が詰まっており、私見ではこれさえできれば他のどんな設備も作れるのではないかと思います。
私は以前、パズル式立体駐車設備の故障の原因を究明するために、全パターンのパズルを人力とC言語を駆使してひたすら解くというイレギュラーな仕事をしたことがあります。最後には故障が発生するパターンが4万8000分の1のケースであることを突き止めたのですが、この作業を通じて機械式駐車場の制御がいかに複雑精緻なものか、改めて思い知りました。今後の目標として私が掲げているのは、「一人称」で仕事をすること。常に「私」という主語で自分の言葉を語り、自分の責任において仕事を全うできる、そんな人材でありたいと思っています。
セントラルエンジニアリングを一言で表すと?
社員を大切にする派遣会社
私は10年近く大手電機メーカーに派遣されており、他の派遣会社から来た技術者も多数見てきました。
その中で感じたのは、セントラルエンジニアリングが私たち社員をとても大切にしてくれているということ。給与面でも恵まれていると思いますし、派遣先企業との付き合いが長いこともあって現場にはセントラルエンジニアリングのベテラン社員が多く、客先でありながら自社のように居心地良く働けます。
そんなわたしは・・・
「人生」という舞台に、いつでも笑って立つ
私が専業の俳優・演劇人という夢を諦めて就職活動を始めたとき、目標としたのが「生涯できるだけ長く舞台に関わること」でした。
社会人になった今も劇団での活動は継続しており、演劇仲間は減るどころかどんどん増える一方。生業ではなくとも、自分が本気になれる場所があることに、生きがいを感じます。私が心がけているのは、劇場であれ職場であれ、いつでも自分らしく笑って過ごすこと。仕事でも人と話し、つながりを深める場面は多く、演劇活動に共通するところはあると思います。
オフの過ごしかた
演劇こそ、私のライフワーク
休日に打ち込むことといえば第一に演劇。所属する社会人劇団では俳優としての出演はもちろん、照明、音響、制作などの裏方もこなし、他団体の舞台に出演することもあります。
そのほかの趣味は、カラオケ(一人だったり、演劇仲間と一緒だったり)、ロードバイク(会社の後輩にそそのかされて買っちゃいました!)、レーシングカート(年に数回行きます)。いろんなことに好奇心を持つことが、芝居にも活かされてくるといいな、と思います。