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2022.03.16更新

◆転勤をポジティブに考える

 

採用面接の中で「転勤はありますか」という質問をよく受けます。

働く場所は日々の生活に関わることでもありますし、住み慣れた地域を離れなければならない転勤や異動は「できれば嫌」と考えている方は多いと思います。

今回はそんな「転勤や異動」について(私見も交えながら)お話ししたいと思います。

 

 

 

 

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実は私、単身赴任の経験があります。

愛知県名古屋市ににある事業所に採用担当として4年近く勤務しておりました。

婚約をしたばかりのタイミングでの突然の辞令に一瞬クラっとした記憶があります。

婚約者と一緒の赴任も考えましたが、彼女の仕事やキャリアなども考え、単身での赴任を決意しました。

「なんで俺が。。。嫌だな。。。」という想いを抱えながらの異動だったと思います。

 

はじめての土地で知人や友人はほぼゼロ。(偶然に大学時代のバスケサークルのチームメイトが1人だけいました)

おまけに関東に本社がある当社の認知度もほぼない状態。とても心細かったですが、

「やるしかない」と腹をくくって学校訪問をイチから行いました。

周囲となじむために帰省しない週末は必ず県内を観光し、地元の文化や歴史も勉強しました。

 

一生懸命な部分が評価されたのかはわかりませんが、徐々に学校からの学生紹介や、連絡が増えてきました。

多くの友人もできましたし、私生活も充実してきました。(今でも名古屋めし大好きです。)

地方の学生や人材のマインドや職業観も知ることができましたし、地方の拠点ということで自身の裁量も大きく、伸び伸びと仕事ができました。私にとって単身赴任は「大きなプラスだった」と言えます。

(もちろん家族には少なからず迷惑をかけたかもしれませんが。)

 

キャリア論で有名なスタンフォード大学の故ジョン・クランボルツ教授は

「個人のキャリアは予期せぬ出来事や偶然で決まる」とし、キャリアを充実させるためには

 ① 好奇心
 ② 持続性
 ③ 楽観性
 ④ 柔軟性
 ⑤ 冒険心

の5つのスキルが必要だと説きました。(日本経済新聞2020115日朝刊より)

 

会社員=組織の一員である以上、避けられない異動や望まない転勤が皆さんにもあるかもしれません。

(今後通信技術が発達してくれば。。。わかりませんが。)

むしろ最初から最後まで思い通りのキャリアを歩んだ人の方が少ないでしょう。

でも思い切って飛び込み、信念を持ってポジティブに行動すれば必ず道は開けるはずです。

結果的に望むキャリアを得られる近道になるかもしれません。

勤務地でお悩みの皆さん、是非転勤を「ポジティブ」に、キャリアアップの機会と考えてみてはいかがでしょうか。

 

by Gohara

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