Skip to content
2022.10.23更新

アスリート社員「上里琢文が行く!」~未来技術プロジェクト 成功に近道なし!〜

当社アスリート社員/上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)の「上里琢文が行く!」

このシリーズ企画は、上里選手が当社の部署や社員などにインタビューを実施し、アスリートならではの視点などをふまえ、読者の皆さまに当社のことをより知っていただく為のシリーズ企画となっております。

今回は、未来技術プロジェクト プロジェクトリーダーの渡辺 真悟さんにインタビューさせていただきました。(2022年10月現在)お話しいただいたのは・・・

 

・未来技術プロジェクトとは
・リーダーとしての想い
・技術の世界で「閃く」ためには

・未来に向けて

・エンジニア発表会

 

の5つのテーマとなります。

 

20221005-IMG_5949

 

上里:「渡辺さん、本日はよろしくお願い致します。」

 

渡辺:「こちらこそお願いいたします。」

 

【未来技術プロジェクトとは?】

 

上里:「早速ですが、まずは『未来技術プロジェクト』とはどういったプロジェクトなのか、概要を教えていただけますか。」

 

渡辺:「未来技術プロジェクトでは、「新しい価値を創造する」をスローガンとして、特許出願・特許取得・自社開発を行っていきます。『無から有を生む』(今ないものを作り出す)というエンジニアとしての原点・本質に立ち返って、"エンジニアのど真ん中"を体現できるようなプロジェクトを目指しています。」

 

上里:「なんだか少し難しそうなプロジェクトですね。」

 

渡辺:「そうですね、コンセプトは難しい言葉を使っていますが、まず当面で目指す目標は自社製品開発です。」

 

20221005-DSC02428

 

上里:「今のセントラルエンジニアリングの自社製品は、セキュリティキャビネットの「Cabiio(キャビーオ)」と、防災無線デジタルアンプがメインなんですよね?」 

 

渡辺:「そうです。しかし自社製品開発はデジタルアンプ以来、久しく止まってしまっています。これを再開するには、こういうものを作っていこうとか、こういう方向性で進めようといったリーダーシップが必要になります。そのために、プロジェクトとして立ち上げて再開することになったんです。」

 

 

【リーダーとしての想い】

 

上里:「そこで渡辺さんがリーダーに選ばれたのですね。渡辺さんは新卒入社以来、エンジニアとして数多くの業務実績をお持ちですが、成功エピソードなどをお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

渡辺:「そんな立派なものはありません。入社以来、パワフルな諸先輩方に恵まれて、必死についていっただけです。技術的な面でも、忙しい先輩に一から十まで聞くわけにもいきませんから、勉強もたくさんしましたね。その結果、いろいろな仕事をやらせてもらってきましたが、一応全て「もの」という形にはしてきました。」

 

上里:「形にならない場合もあるのですか?」

 

20221005-DSC02467

 

渡辺:「 結構あります。受託で開発していたものがうまくいかず、泣く泣く他社にお願いするケースもあります。幸い私が手がけたものは、なんとかどれも形にすることが出来ました。」

 

上里:「失敗をしないためのコツのようなものはありますか?」

 

渡辺:「コツですか?考えたこともありませんでした(笑)。そうですね、技術的には、コツコツ積み上げていくしかありません。問題が発生すれば一つ一つ解決していく、その積み重ねです。 技術面以外では、期間と予算を常に意識して、ゴールを見据えてブレずに進むことは心がけていました。」

 

上里:「目指す着地点がないと、何を目指しているのか見失ってしまうこともありますよね。様々な経験をされた渡辺さんから、部下や若い社員に意識してもらいたいことなどはありますか?」

 

渡辺:「 技術を習得するために、まずはできたもの、完成品を想像してほしいですね。ものづくりは、期間が長いものが多いので、1人のエンジニアがその過程の全てに関われるわけではないのです。そのため自分事として感じられなくなってしまいがちなのですが、 漫然と作業をしていては技術も身につきにくいですし、モチベーションも上がらないですよね。ですから完成までの過程の中で、自分がどこにいて、何をしているのかを意識してもらいたいですね。」

 

上里:「分かります。サッカーの世界だと、同じシュート練習でもゴールのイメージを持ってボールを蹴るのと、ただ強く蹴るのとでは、習得できる技術にも差が出ますし、実践力も大きく変わってきます。」

渡辺:「そうですよね。イメージ的には同じですね。」

 

20221005-DSC02416

 

上里:「話しは変わるのですが、プロジェクトのリーダーに選ばれたときはどんなお気持ちでしたか?」

渡辺:「 自分に務まるのか、不安しかありませんでしたよ。ただこのプロジェクトは、自分一人で取り組むようなものではなく、当社にいる1000人以上のエンジニア社員と協力していければ、やっていけるんではないかと考えています。ですから、どうやったらエンジニア同士が協力していけるかということをまずは考えています。」

 

上里:「派遣に出ている方も対象になるのですか?」

 

渡辺:「そうです。派遣の人達っていうのは、派遣先でコアな技術を学んでいますので確実に力になります。彼らを是非巻き込みたいですね。」

 

上里:「エンジニアの方は、派遣先によって身に付けられる技術が違うのですか?」

 

渡辺:「技術というのは、基礎は同じなのですが、応用していく部分では業種であったり、作る製品によって全く違うものになりますので、今当社にはない技術になります。それが直接使われなかったとしても、これまでになかった考え方として会社の財産になりますよね。」  

 

 

【技術の世界で「閃く」ためには】

 

上里:「ゼロからイチを作り出すということは本当に大変なことだと思いますが、それを目標としたときにどんなことを意識して取り組むのでしょうか?」

 

渡辺:「そうですね。今持っている技術を使い続けていても、創れるものは限られてしまいます。常に新しい技術というのを取り入れていくことを意識しています。」

 

上里:「ものづくりのアイディアはポンと思いつくのでしょうか?」

 

渡辺:「そうなればいいのですが(笑)そんなことは滅多にありません。ものづくりというのは、創り出したいものに対して、情報を蓄積していき、どういったものが必要かを考え、構成要素を組み合わせていって、徐々に形になっていくんです。入浴中などに、こうすれば解決できるかなと思い浮かんだりして閃くことはありますけどね。」

 

20221005-DSC02481

 

上里:「それは蓄積されたものがあるからですよね。サッカーに例えると先日、僕が出場させていただいた日本代表戦があったのですが、とっさに出したループパスからゴールが生まれたシーンがありました。そのループパスは狙って出したものではないんです。その瞬間、体が勝手に動いたんです。これは間違いなくこれまで練習してきた蓄積の上でできたことなんではないかと思います。」

 

上里選手のパスのシーン:1分25秒〜

https://www.youtube.com/watch?v=U1CYRXkMl94

 

20221005-DSC02454

 

渡辺:「あれはナイスパスでしたよね。実は技術の世界も、表面だけをなぞっていてもなんとなく出来てしまう部分はあるんですよね。しかし本当に踏み込んだ領域に入ると、やなり積み上げたものがないと何もできない。アイディアが閃くこともありません。」



【未来に向けて】

 

上里:「未来技術プロジェクトは今後のセントラルエンジニアリングの方向性に大きく影響を与える可能性もあると思うのですが?」

 

渡辺:「実は私は未来技術プロジェクトが全てだとは思っていません。どの部署、どのプロジェクトでも新しい開発をする可能性は持っているんです。その中で未来技術プロジェクトも会社に貢献できるプロジェクトにしなければならないと考えています。そのためには、いろいろな人の協力を得ないと進まないので、全社として進めていくイメージを持っています」 

 

上里:「既存の部署でも新開発の意識を持っていれば具体化していく可能性はあるんですね。」

 

渡辺:「逆に既存の部署で新しいアイデアが出て、未来プロジェクトがそこに参画すると言う形もあるかもしれない。まだ始まったばかりですから、これまでの型にははめず、あらゆる可能性を探っていきたいですね。」 

 

上里:「アイディアが浮かんだエンジニアは渡辺さんに連絡を取ればいいんですか?」

 

渡辺:「そうですね。まず私の方でしっかり検討させて頂いて、その後は各部署と連動して、実現可能なのか、市場価値はどれくらいか、総合的に判断していきます。アイディアを出した本人には出来る限り参画していただきたいですね。」 

 

20221005-DSC02431

 

上里:「未来技術プロジェクトは、その名も『未来の技術の計画』という名前なのですが、短期的にはどういった未来を想定していいるのでしょうか?」

 

渡辺:「 そうですね、まずは自社製品を作って、それが社会貢献、あるいは世の中に認めてもらえるものになることです。それを見て、様々な社員が自分も参加したいなと思ってくれれば嬉しいですね。みんな技術者ですから、興味は持ってもらえるはずです。」 

 

上里:「では長期的な未来予想は?ドラえもんのような未来になりますかね?(笑)」

 

20221005-DSC02439

 

渡辺:「我々が子供のころに漫画に出てきた未来の乗り物、空飛ぶ自動車だとか、チューブの中を走る乗り物などは実際に開発されていますからね。出来るかもしれませんよ(笑)」

 

上里:「夢があってわくわくしますね。」

 

 

【エンジニア発表会】

 

上里:「今期はセントラルエンジニアリング創立60周年ということで、原点に立ち返る一年としてさまざまな企画が行われてきました。『未来技術プロジェクト』の立ち上げもその中の一つですし、もうすぐ行われる『エンジニア発表会』が最後の企画となります。この発表会にはどういった趣旨があるのでしょうか?」

 

渡辺:「はい、来月11月25日にリアルと配信を融合して開催する発表会ですね。これは当社エンジニアに、テーマは敢えて決めずに自由に発表してもらい、社員の皆さんの投票で順位付けをしてもらうというものです。発表してもらう方にとっては自分の技術を人に知ってもらう機会であったり、自分を見つめ直す場になればいいですし、発表を聞いてもらう人には自分が知らなかった技術を知ってもらったり、他の社員の活動を知ることで、仲間意識も向上してもらえればいいなと考えています。 またこの発表会を機会に、未来技術プロジェクトというのは、セントラルエンジニアリングの社員全員を巻き込んでいくプロジェクトなんだよということを改めて周知する機会にもしたいなと考えています。」

 

IMG_5943

 

上里:「発表のテーマは自由なんですか?」

 

渡辺:「 そうなんです。今までやってきた実績や経験、今後の展望でもいいですし、アイディアの発表や起案であってもいいんです。」

 

上里:「 アイディアを発表しあうのは面白そうですね。」

 

渡辺:「 そうなんです。当日は配信もしますし、アーカイブを残して社員のみなさんに投票もしてもらう予定ですので、是非皆さんには見ていただいて、投票していただきたいですね。」

 

上里:「自分の力の見せ場があるのはいいですよね。僕は試合でいいプレーを見てもらうために、普段練習しているようなものですから。試合が目標になっています。」

 

渡辺:「今回は参加人数は多くありませんが、今回の発表会を見て、興味を持ってもらったエンジニアの皆さんが今後、定期的に参加ができ、目標となるようなイベントになったらいいなとも考えています。」

 

上里:「この中から未来技術プロジェクトにつながるアイディアが出ることも期待しているのではないですか?」

 

渡辺:「もちろんそうなったら嬉しいですよ(笑)しかし『未来技術プロジェクト』は、まずはその存在をみなさんに理解してもらって、全社員が協力できる体制作りを目指している段階ですので、今回はそこには拘らず、まずは色々な技術があることをエンジニアの皆さんに知ってもらって、新しい技術に対する興味をもってもらうきっかけにしてもらうことを目指しています。」

 

上里:「エンジニア発表会、楽しみですね。自分も投票しますね。」

 

渡辺:「ぜひお願いします!」

 

上里:「本日は渡辺さんからエンジニアのお話を伺ってきましたが、エンジニアの世界でもスポーツの世界でも共通して、大きな結果を出すためにはやはり地道な努力を積み上げるしかないということが実感できました。」

 

渡辺:「そこはどの世界でも同じですかね。成功への近道は無いと(笑)」

 

上里:「無いですね(笑)本日はありがとうございました!」

 

渡辺:「こちらこそありがとうございました。」

 

渡辺切軽-1

 

渡辺 真悟

静岡県静岡市生まれ。現在は神奈川県在住。

1997年に入社し、通信機事業部に配属。受託でのハードウェア設計、開発業務を担当。

以降、多種多様なシステム、装置の開発に携わった後、新横浜ECの受託設計部門の技術責任者に従事。

現在は、未来技術PJでの活動と防災・水利PJにて主に新規取引先案件のPLを担当。

 

スクリーンショット 2022-06-22 9.49.03上里 琢文

世界で活躍する上里選手のSNSのフォローと応援、お願いいたします!
Instagram:https://www.instagram.com/takumi_uesato/
Twitter  :https://twitter.com/t_uesato


■■■■■■■■■■■■■■
新卒・中途エンジニア募集情報
■■■■■■■■■■■■■■

◆新卒採用◆

Twitter固ツイ用


◆キャリア相談窓口◆

キャリア相談窓口


◆簡単お仕事検索◆

募集職種のご案内

 

関連記事

Other Article

アスリート社員「上里琢文が行く!」~ エンジニアから管理職へ 〜

当社アスリート社員 上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)コーナー「上里琢文が行く!」上里選手が気になる、当社の部署や社員などにインタビューをし、上里選手からの視点などもふまえ、皆...

新企画!アスリート社員「上里琢文が行く!」~開発生産部 10年先の技術~

当社アスリート社員 上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)の新コーナー「上里琢文が行く!」を今回から始めさせていただきます。このコーナーは上里選手が気になる、当社の部署や社員などに...

アスリート社員「上里琢文が行く!」~情報システム部 働きやすい環境作りのために~

当社アスリート社員 上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)コーナー「上里琢文が行く!」上里選手が気になる、当社の部署や社員などにインタビューをし、上里選手からの視点などもふまえ、皆...

タグ

Tags