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2023.04.28更新

アスリート社員「上里琢文が行く!」~ 強みを引き出す育成選考~

弊社アスリート社員/上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)の「上里琢文が行く!」

このシリーズ企画は、上里選手が弊社の部署や社員などにインタビューを実施し、アスリートならではの視点をふまえ、皆さまに弊社のことをより知っていただく為のシリーズ企画となっております。

今回は、弊社独自の採用方式「育成選考」について、人材開発部 採用課 課長 中本恒平 さんにインタビューをさせていただきました。(2023年2月現在)お話しいただいた内容は・・・

 

【育成選考とは?~3つの特徴~】

 

【採用時に重要視するポイント】

 

【採用担当者+エンジニア参加の説明会】

 

以上の3テーマとなります。

 

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育成選考とは? ~3つの特徴~】

上里:「本日はよろしくお願いいたします。」

中本:「こちらこそお願いいたします。」

上里:「早速ですが、セントラルエンジニアリングの採用方式の特徴を教えてください。弊社ならではの特徴などはあるのですか?」

 

中本:「そうですね、他社がどう採用しているかなどは、話を聞いたり調べたりはしますが、今期の弊社の新卒の採用方式、『育成選考』は弊社の特徴と言えますね。」

 

上里:「育成選考とは、矛盾しているようにも聞こえますがどういう趣旨になるのか、詳しく教えてください。」

 

 

・第1の特徴「全員面談」

 

中本:「弊社の採用の特徴は3つあります。1つ目の特徴は、基本的に応募者全員と面談までするところです。一般的な採用選考では、エントリーシートによる書類選考があるため、エントリーしても面接できるかどうかはわかりません。しかし弊社の場合は必要書類を提出していただければそのまま『面談』に入ります。しかも『面接』ではなくて『面談』です。これが1つ目の大きな違いです。」

 

上里:「面談前に面接したほうが選考効率はいいのではないですか?」

 

中本:「去年までは面接をしていました。採用担当として学生さんと面接をしていると、1015社を受けてまだ内定が出ていない理系の学生さんが多くいらっしゃいました。内定をもらえない反省点を聞いてみると『考えていることや、準備したことが全くしゃべれなかった』と言う話しをよく聞きました。面接という場で、『測られている』と思うと、頭の中が真っ白になってしまうのだと思います。その話を聞いて、学生さんの本質を引き出せないなら、この面接という工程自体に意味がないと気づきました。だったら最初から、弊社と学生さんがフラットな関係の『面談』にしようと決めたのです。」

 

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・第2の特徴「強みと弱みを共有するための面談」

 

中本:「2つ目の特徴としては、面談でふるいにかけることが目的なのではなく、相手の強みと弱みを引き出し共有することを目的にしています。これが育成選考の第一歩目になります。」

 

上里:「強みと弱みですか。」

 

中本:「そうです。選考希望された方は履歴書と成績証明といった一般的に提出する書類に加えて、適性検査を受けてもらっています。適性検査とは、パーソナリティやヒューマンスキルがおよそ可視化されるもので、どんな考えを持っているのか、どんな性格なのかが、おおむねわかるものになります。一般的な企業でも導入されているところは結構多いと思いますが、主に書類選考の段階で実施するものなので、適性検査を受けた結果、面接に進めない場合があるわけです。これに対して、弊社はこの適性検査の結果内容自体を面談の素材として使用しています。

 

上里:「なるほど、面談はどのような形で進めるのでしょうか。」

 

中本:「面談では、まず『あなたの就職活動の軸』を必ず聞きます。抽象的な質問ですので正解はありません。やりたいことが決まっているのかどうか、決まっていなくても問題はありません。面談のなかで引き出していきます。就活の軸を聞いたあと、今度は本人の正直な本音を引き出していきます。面談する目的は、お互いの強みや弱みを正しく把握し共有することです。育てる側も育てられる側も、この点がずれていると、育成にもずれが生じてしまいます。色々と聞いていきますが、分からないことは分からない、できないことはできないと正直に言っていただきます。採点は行いません。最終的に、本人の強みと弱みが適性検査の内容に適切に反映されているかどうかを確認します。本人が気づいていない強みは伝え、弱点を明確にして解消方法を一緒に考えます。問題は、自分の弱点をどう解消するかです。」

 

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上里:「一緒に考えてくれるのですか?」

中本:「もちろん一緒に考えさせていただきます。例えば理系の学生さんでよく出てくる弱点としては、内向的な性格であったり、慎重さや弱気さが目立ち、頭の中では多くのことを考えているのに、アウトプットが苦手だったり、正解を探しすぎる傾向であったりがあります。弱点を克服していく前提に理解してもらわなければならないこととして、学生と社会人の立場の違いも説明します。学生時代には、研究や自己学習に没頭することで自己解決が可能だったかもしれませんが、社会に出ると、自分だけが理解していても問題を解決することは難しいこと、チームで協力して解決する必要があることなどをお話しすると大抵は理解してもらえます。」

 

上里:「学生と社会人の意識の違いは、しっかり理解する必要がありますよね。」

中本:「さらに具体例としてフェーズや工程の話もします。 本来社会に出てからやるべきことというのは、後工程なんですよという話です。例えばエンジニアの世界での『開発』という役割についてです。製品制作は開発や設計があって、その次に製造という工程。その間にも部品の調達があり、プロジェクトの進捗コントロールも必要。さらに試験や評価が入ってようやく製品化です。開発設計から製品化されるまでにおよそ平均でも3年程度はかかります。車なら5年から10年かかるわけです。そうなると、本当に一番やらなければいけないことは、試験や評価なんです。出来上がったものが予定通りの性能を発揮できるのか、これができていないと全てが無駄になってしまいます。開発という業務は、後の工程をしっかりと実体験して理解できていないと、開発できないということをお話しします。」

 

上里:「自分の責務についてもしっかり自覚していないと、信用も積み上げられないですしね。しかし、これだけ内容の濃い面談をしていると相当な時間がかかるんじゃないですか?」

 

中本:「だいたい140分ぐらいです。それほど長時間にはなりません。ただし、1人と面談する場合、適性検査の結果、履歴書、エントリーシートを読み込むのには、その倍以上の時間はかけています。」

上里:「それが一番大変ですね。」

中本:「そうですね。でもそこは絶対手を抜いてはいけないところですから。」

 

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・第3の特徴「内定者研修」

 

上里:「3つ目の特徴を教えてください。」

 

中本:「3つ目の特徴としては内定者向けの研修です。入社してから社員研修をするのが一般的ですが、弊社では内定を出した後、入社までの間に『内定者研修』を用意しています。これは、学生さんが学んできた機械や電気、情報といった各分野の知見でエンジニアとして通用するのかどうか?というところを、きちんとテストをして可視化し、足りない部分を内定者研修で補っていただこうというものです。そうすることで、4月の入社の段階でエンジニアとしていいスタートを切ってもらうことが目的になります。」

上里:「研修施設を持っているセントラルエンジニアリングだからこそできることですね。でも入社前に研修は難しいのではないですか?」

 

中本:「これは会社的に予算も工数もかかります。誰が、どんなカリキュラムで研修をするのかといったことは、社内的にもかなり周りを巻き込まないと実施はできないです。今期、これを短期間で準備するのが結構大変でした。しかし、4月に新卒社員がそれぞれ配属されてから初めて自分の現在地を知るのと、事前に把握をしていて準備対応しているのとでは、スタートに大きな差が出てきます。内定者研修に参加する学生さんの中には、進んで他の事を勉強し始める方もいますよ。」

 

上里:「現在地が把握できることで学習意欲も誘発しているのですね、素晴らしい!」

 

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【採用時に重要視するポイント】

 

 

上里:「採用時に重要視しているポイントはなんでしょうか?」

 

中本:「特に気にしている点は、素直に人の話を受け入れられるかどうかです。」

 

上里:「たしかに、素直に人の話しを聞けるというのは大切なことですね。」

 

中本:「理系の学生さんは、リアクションをとるのが苦手で損をしている方が多くいらっしゃいます。話しを一生懸命聞いてはいるのですが、うなずいたりメモを取ったりしていないと、採用担当者は話しを聞いてくれているのか不安になります。そのような学生さんには『人の目を見て話を聞きながら、自然にうなずけたりするといいですよ。』などのアドバイスをさせていただいたりします。そうすると、みなさん素直なので理解できることがほとんどです。」

 

上里:「採用はサッカーで言うとスカウトみたいな立場ですね。仮に自分がスカウトで、チームを作るとなった場合は、技術は練習すれば上がるのでそれほど重要視はしません。本当に活躍してもらうためには、チームに馴染めるように、素直であったり、挨拶ができたりといった人間性が高い選手の方が取りたいと感じます。分野は違えど、欲しくなる人材は共通していますね。」

 

中本:「素地が素直な学生さんはやはり伸びやすいです。慣れない面談で緊張しているだけなので、安心させてあげて緊張がほぐれれば、本人の強みも引き出せます。」

 

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【採用担当者+エンジニア参加の説明会】

 

 

上里:「面談希望者は、まずは説明会にエントリーするんですよね?」

中本:「そうです。機械系、電気系、情報系、迷っている方、それから愛知で働きたい方。5つのコースを用意してありますので、どの説明会に参加するのか選択します。」

 

上里:「一般の会社では会社説明会では採用担当者が説明しますよね?」

 

中本:「弊社では採用担当者にプラスしてエンジニアにも説明会に参加していただいてます。それぞれの分野の説明会では、採用担当者だけでなく現場に関わっているエンジニアが説明するので、よりリアリティのある、具体的な説明ができるわけです。」

 

 

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上里:「採用課は採用活動の仕組みまで考えるのですね。入社の方法は他にはありますか?」

中本:「教授推薦という方法もあります。面接などは苦手だけれど、強みを持っている学生さんを教授や先生から推薦していただくものです。普段接しているからこそ分かる学生さんの強みの部分を教えていただき、選考で引き出します。こちらは一般的な面接に近い形になります。」

 

上里:「入社する方はそれぞれの強みを活かして就業できるのは幸せな形ですね。3510年後には彼らが力をつけて、今よりもセントラルの理念にある「家族に誇れる会社」になっていそうで楽しみです。では最後に、就職活動中の学生さんへメッセージをお願いします。」

 

中本:「そうですね、『就活が難しそう、怖そう、面接でちゃんとしゃべれるんだろうか?』そういう不安があって悩んでいる学生さんは、ぜひ弊社の選考を受けに来てほしいですね。それから、エンジニアを目指していて、自分の技術を使って世の中に貢献したいと考えている学生さん、うちはメーカーでもあり派遣会社でもあり、いろいろな働き方の可能性がありますので、ぜひ門を叩いてみてください。お待ちしています。」

 

上里:「本日はありがとうございました!」

 

中本:「こちらこそありがとうございました。」

 

 

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中本 恒平

香川県高松市生まれ。現在は千葉県在住。 2021年に中途入社。社会人1年目からサービス業に従事し、現場マネジメントを経て、本社人事業務に従事。主に教育担当として各事業部に研修店舗を置き、常に現場の状況を把握し、本社と現場の橋渡し役を行う。理念である「家族に誇れる会社であれ」に感銘を受け、セントラルエンジニアリングの門を叩き、現在は人材開発部採用課で 採用業務に従事。

 

 

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上里 琢文


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