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2022.08.25更新

◆先輩例で分かる~これが1年後、3年後、5年後、10年後のあなたのキャリアパス

「1年後、3年後、5年後、10年後の自分はどうなっていたいですか?」と聞かれたときに、すらすらと答える自信はありますか?
おそらく「NO」と答える人が大半ではないでしょうか。
そもそも、まだ入社してもいない会社で自分がどんな風に仕事をしているかなんて、正直応え方が分からず困ってしまいますよね?
でもこの質問、質問者の意図を理解しポイントを押さえておけば、決して難しい問いではありません。
ここでは、この質問へのベストな回答方法について解説していきます。

 

「〇年後の自分はどうなっていたいか」
この問いにしっかり応えるために押さえておきたいポイントは大きく3つです。
(各ポイントをクリックして詳しい内容を確認しよう)

 

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Point.1 なぜ面接官はこの質問をするのか?その意図をしっかり理解しよう!

面接官がこの質問をする意図。それは受験者がただ入社したいだけなのか、しっかりと目標を定めその会社で活躍するイメージを持っているのかどうかを確認しようとしています。
そのため、多くの就活生が応えがちな「お客様に信頼されるエンジニアになりたいです」「しっかり勉強し、知識を深めていきたいです」といった回答は基本的にNG。
なぜならどこの会社にも当てはまる回答で、「この会社でしたいこと」の回答にはなっていません。
曖昧な回答では評価を下げてしまいがちです。

 

学んだ知識を元に「こんな製品がつくりたい」「こんな技術を生み出したい」と大風呂敷を広げてみてもいいでしょう。
また企業の組織体制を理解しているなら「〇〇チームのリーダーになりたい」など役職を意識するのも構いません。

 

その会社で自分が何をしたいのか、それをしっかり言葉にして入社の熱意を伝えましょう。

Point.2 その会社の先輩はどんな仕事をしているか?社員の声を聞いて、仕事・職種研究を。

「〇年後の自分」について聞かれた時、そのイメージをうまく膨らませる方法は、受けようとしている会社で“実際に働いている社員の声”を聞くことです。また、それをしっかりと押さえておくことで、自分のキャリアプランと企業の仕事内容にミスマッチがないかを確認できます。

 

今回は、3名の当社現役社員の声をご紹介いたします。彼らのキャリアプランのポイントが、少しでもお伝えできれば幸いです。

 

エンジニア1年目 :とにかくインプットがメインの毎日

働き始めたばかりで、右も左も分からない1年目のエンジニア。
ビジネスマナー、社内ルール、技術の基礎研修など、はじめの数か月は研修によるインプットがメインとなります。
研修終了後に実務がスタートしてもやはり分からないことだらけ。
でも、不安になることはありません。誰でも皆、最初は分からないことからスタートするのです。

 

福井雄也:入社3年目。

自動車のECU設計を担当。

 

自動車の燃料の点火・噴射などの制御を行うエンジンECUの設計をしています。部品自体は製造会社に作ってもらうのですが、製造を依頼する際に必要な仕様書をとりまとめ、日程調整をし、依頼するという業務を担当しています。

 

この仕事で重要なのは部署間や企業間とのコミュニケーション。他部署の方と話す中でわからない言葉が出てくることがありますが、疑問点はその場で聞き、後から自分でも調べることを心掛けています。

 

【1年目社員のポイント】
◎「わかりません」と言えるのが最大の「強み」!!
◎積極的に質問することが習得への近道!!

 

福井雄也のインタビュー記事&動画はこちらから>>

 

エンジニア3年目:仕事を把握し、面白さが分かってくる日

インプットがメインだった新人時代も過ぎ、実務の内容も把握し、自分の考えで仕事をコントロールできはじめるのがちょうど3年目くらいです。 良い意味で慣れてくる頃で、段々と仕事も面白くなってきますが、それと同時に、任される仕事が増える分、責任も感じ始めます。

 

Aさん:入社3年目。
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主に鉄道関連のハードウェア設計を担当。

 

鉄道の速度が超過したときに自動的に制御するATSやATCのハードウェア設計を行っています。
古い基板でもう部品がないものなどは、新しいものに部品を乗せ換えて、同じ動きをするようにお客様の要望にあわせて作り替えることもあります。
私が作ったものは世の中で使われ、トラブルを起こすと多くの人に迷惑をかけることになるため、仕事に対する責任感が強くなりました。

 

また、これまで様々な業務に幅広く携わってきましたが、1つに絞るのではなくいろいろな技術を見られるのが楽しいですね。
やってみないと、面白さや興味深さは出てこないですから。
これからも、自分の中で技術を確立しながら、いろいろな分野を見てみたいです。入社当初より、いろいろなことをしたいという思いが強くなりました。

 

【3年目社員のポイント】
◎任され始める分、責任も感じ始める時期です。
◎仕事が面白くなってくる時期でもあるので、プレッシャーに負けずに
◎積極的にいろんなことにチャレンジしよう!!

 

 

エンジニア5年目以降:教わる側から、教える側へ

社会人5年目となると、仕事も複数かけもちになり、後輩の育成担当も任される時期です。
また、少人数のチームリーダーを任され、他部門との折衝なども増え、仕事の幅が大きく広がり始めます。
自分のことだけではなく、後輩・チームメンバー・お客様との打合せなど、コミュニケーションスキルやマネージメントスキルも求められることになります。

 

鈴木幸広:入社10年目。

自動車の制御装置の開発業務を担当。

 

アイドリングストップに代表される、自動車の制御装置の開発業務に取り組んでいます。『こういう自動車を作ります』という企画が立ち上がった時点で、そこにアイドリングストップ機能を付けることが決まっていれば、それに合わせた企画を私達から提案します。
どういうエンジンが付いていて、どういう部品の組み合わせなら、どのような機能にするのが適切なのか?を考えていくわけです。

 

企画が決定したら、エンジン本体やスターター、バッテリーなど、関連する部品の開発者にリクエストを出し、開発を進めていきます。
現在私は全体で100名程の組織で制御系グループ5人のリーダーを務めています。

 

どうすればメンバーが仕事をやりやすくなるのか、お客様の期待に応えられるか、を共有する打合せを定期的に行っています。リーダーになることで「お客様にどのように説明すれば、私たちの仕事を成果として認めてもらえるか」を常に考えるようになりました。
当社の技術を認めてもらうために、日々努力を続けていきます。

 

【5年目以降社員のポイント】
◎後輩育成やチーム運営、お客様との折衝など、仕事の幅が広がってきます!
◎慌てずに、一段一段階段を上るように、スキルアップを図りましょう!

 

鈴木幸広のインタビュー記事&動画はこちらから>>

 

当社の3人の社員をご紹介しましたが、1年後、3年後、5年後の自分の姿はイメージできましたか?
こんな風に、受けようと思っている会社の社員の声を聞くことで、入社後のイメージは少なからず膨らむはず!! 就活生の皆さんがキャリアパスを描く参考になればと思います。

Point.3 具体的に、あなたの言葉で!目標の理由や、そのための努力を語りましょう。

「〇年後の自分」にはその人のキャリアプランが表れます。
その会社でどんな仕事をし、どんなことを達成したいのか、なぜその目標なのか、そのためにどんな努力をするのか、できるだけ具体的にして語ってください。

 

考える際のポイントは3つ。
・〇年後の自分の立場や任されそうな仕事を踏まえる。
・なぜその目標なのか理由を説明する。
・そのためにどういった努力をするのかを明確にする。

 

ここでは1年後、3年後、5年後のキャリアごとに例文を作成してみました。
例文を参考に、あなたの立場に置き換えて、オリジナルのキャリアプランを考えてみてください。

 

 

◎簡単に自分のキャリアプランに書き換えられる「例文」をワード形式でダウンロードできます!

※ボタンを押すと、即時ブラウザよりダウンロードが実行されます(ブラウザより表示が異なります)
※ダウンロードがうまくいかない場合、メールをご確認ください(ご登録いただいたアドレスに別途ダウンロード用のリンクを合わせてご案内します)

最後に。面接をクリアするためでなく、あなたの想いを伝えるために

いかがでしたか? 「〇年後の自分を」考えることは、面接をクリアするためだけではなく、 本当にその会社で自分がしたい仕事を見つけるためのいい機会です。 志望する企業についてしっかりと理解し、その企業だからこそ伝えられる内容を具体的に考えることで、あなたの想いが伝わります。

 

皆さんの就職活動が実りあるものになりますよう祈っています!

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