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2024.02.25更新

社会人経験がサッカーに与えた影響「FIFAビーチサッカーW杯への決意」PART2 W杯編 〜アスリート社員 上里琢文が行く!〜

弊社アスリート社員/上里琢文選手(ビーチサッカー日本代表)の「上里琢文が行く!」

このシリーズ企画は、上里選手が弊社の部署や社員などにインタビューを実施し、アスリートならではの視点をふまえ、皆さまに弊社のことをより知っていただく為のものになります。

2022年7月から始まった本企画ですが、上里選手の契約期間が満了となるため、今回が最終回となります。

FIFAビーチサッカーワールドカップの大会期間(2月16〜25日)に入っている現在ですが、日本代表の合宿前に上里選手にラストインタビューを行いました。およそ2年間の社会人経験で学んだこと、そして今回のW杯に懸ける想いが語られています。今月も2本立てでお送りいたします。

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※この記事は「PART2 FIFAビーチサッカーW杯への決意」です。

―― ここからはビーチサッカーについてお話しを聞かせてください。いよいよ2月(この記事の発表時は大会期間中)に上里選手の目標であったFIFAビーチサッカーW杯2024が開催されます。

 

そうですね、最後まで勝ち残っても、2月の末には最後の出勤ができるはずです。

 

 

―― 大会終了後のスケジュールは決まっているのですか?

 

おそらくチーム練習は23日程度は休みになると思いますが、まだはっきり決まってはいません。僕のチーム、東京ベルディBS(ビーチサッカー)から6人程度日本代表に選出されていますので、大会の結果を受けて変動するかもしれません。

 

 

―― 優勝して凱旋出社という形になることを祈っています。

 

もちろん、そのつもりです!

 

 

―― 上里さんが弊社に入社したきっかけは誰かの紹介だったと記憶していますが?

 

現在は引退された、元ビーチサッカー日本代表の原口さんから紹介していただきました。所属チームの先輩にあたる方です。ビーチサッカーはまだまだ認知や人気が低いので、プロ契約している選手はいません。全選手が生計を立てるために何らかの形で仕事をしています。原口さんはそういった現状を打破するため、さまざまな企業とスポンサー契約活動をしていたみたいです。そこでセントラルエンジニアリングとも繋がりました。

 

 

―― 東京に来たのは、東京ベルディ(所属チーム)に入団するため?

 

そうです。最後に所属していた沖縄のビーチサッカーチームに所属していた元日本代表の方が、絶対に沖縄にいるよりも東京で活動したほうがいいと、代表選手の知り合いがいたベルディを紹介してくれました。

 

 

―― その時点ではもうビーチサッカー日本代表を目指そうって決めていたのですよね?

 

そうです。ビーチサッカーに転向した時に決めていました、2023年(当時の開催予定時期)のワールドカップに出るという目標を立てました。本当に今回のワールドカップですね。サッカーでは4年に1回の開催ですが、ビーチサッカーは2年に一回開催されるということもその頃知りました。

 

 

―― ビーチサッカーの日本代表になるということがどれくらいの道のりなのか、肌感でわからない状態で決意したということなのですか?

 

そうです。ビーチサッカーのことをよく知らない状態で決めました。やってみたら道のりが本当に遠いと実感しました。サッカーとあまりにも違いすぎて。

 

 

―― その決断をするメンタリティはどこからくるのですか?

 

あまり考え過ぎず、正直に自分を信じることです。「やりたい」って思ったら行動しちゃいますね。最初にサッカーで海外に移籍した(最初はオーストリアのクラブ)時も、できるとかできないとか、言葉も全くわからないのに何も考えずに入団テストを受けるのを決めました。

 

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―― セントラルエンジニアリングに入社した時点では現在の所属チームである東京ベルディBSに在籍していましたが、その前はフィリピンのサッカーチームに所属していたと聞きました。

 

そうです。フィリピンのプロサッカーチームで3年間活動した後、地元の沖縄に戻り、ビーチサッカーに転向して日本代表を目指すことを決め、当初は日本代表の方が所属している沖縄のチームでビーチサッカーの活動していました。しかし1年ほど経った時、フィリピンのサッカーチームからお誘いをいただき、チームメイトの後押しもあって再びサッカーに戻ることにしました。しかしそこでコロナが始まって、チームは完全に活動停止になってしまいました。

 

―― フィリピンはどんな状況でしたか?

 

向こうはすごかったですよ。戒厳令みたいになっていて、店も全部閉まって、家からも出させてもらえない。外国人というだけでひどいことをいわれますし、フィリピン人でも警察の言うことを聞かない際の銃の発報許可が出ていて、実際に撃たれているニュースもたくさん出ていました。それで半年で契約を切ってもらって、日本に戻ってきました。日本の平和さには驚きましたね。

 

 

―― ビーチサッカーに転向し、2020年9月、東京ベルディビーチサッカーチームに入団、約1年後のFIFAワールドカップロシア大会の日本代表に選出され、準優勝しました。トントン拍子でしたね。

 

前回は狙っていたわけではなく、たまたま選ばれた選手でしかありませんでした。チームの中で一番ビーチサッカーの経験も浅く、初の海外の試合で初の代表の試合でした。できることも少なかったのですが、可能性を感じて代表に選ばれた感じですかね。特に何をするわけでもなく、ローテーション選手としてゲームを繋いだだけでした。

 

 

―― 今回は主力として選出されましたが、準優勝した前大会の代表チームと比べてどう感じていますか?

 

そうですね、良くなった部分もあるのですが、欠けた部分も感じています。そこが欠けていなければ、うまくいく可能性はあると思います。良くなった部分はひとりひとりの力で、僕も含めて確実にレベルアップしているので、かなり戦えると思います。しかし個人の力は上がったけれども、その分、チーム力が欠けたように感じます。個人がレベルアップした分、自分が正しいと思い始めた選手が増えた。前回の大会ではオズを中心に、がむしゃらですがなんだかんだ一つのチームになっていたように思います。ひとりひとりの能力が今回ほど高くなくても、まとまっていたので強かったように思います。

 

 

―― 今の個人の能力は世界に比べてどうなのですか?

 

世界のトップに上げられる選手が出てきています。今の代表のスタメンの4人は、世界のトップ選手100傑に入っています。海外からの移籍の話も来るようになって、お金をもらいながら海外でプレーする選手もいます。前回はそんな選手はいなかったので、前回大会以降、着実に世界に認知されてきています。

 

 

―― 逆にそれが不安要素になってしまうのですね。

 

そうです。実際、前回の準優勝以降、遠征や大会での負けの方が多くなっていました。しかし昨年秋のNEOMビーチサッカーカップ(ドイツ、イングランド、サウジアラビア、ブラジルの4カ国出場)では準優勝できて、唯一負けたブラジルに対してもいい試合ができていました。開催が前年だったらもっと大差で負けていたように感じます。チームの調子は良くなってきています。そこに全員が気づいて、まとまれればいいのですが、窮地に立つとどうしても我が出てしまう。逆に前回大会は苦しい場面で相手がそうやって崩れてくれたところもありました。

 

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―― 前回準優勝できたからといって、安易に期待してはいけなそうですね。でも目標は優勝ですよね。

 

もちろん優勝です。

 

 

―― では最後に、この記事の読者にメッセージをお願いします。

 

ではまずはセントラルエンジニアリングの社員の皆さんへ。入社して約2年間、直接お会いできなかった人もたくさんいると思いますが、僕はこの会社に勤めることができて幸せでした。 そして影ながらでも応援してくれた社員の皆さんがいることで、いるいま今後、僕もセントラルのことを影ながら応援していきますので、 僕のことも影ながら覚えていてくれるだけで嬉しいです。本当にありがとうございました。

 

そしてワールドカップに向けて、この記事が出るころにはある程度結果は出ているはずですが、僕たちはきっと予選リーグを勝ち上がって、準々決勝が決まっていることだと思います。ワールドカップでの目標はただ1つ、優勝することです。なので、勝ち上がっていることを信じて、皆さん決勝トーナメントの応援よろしくお願いします。皆さんの応援はドバイまで届いてきますので、心の中でいいので熱い応援をよろしくお願いします。優勝して、ビーチサッカーで日本を盛り上げていきましょう!

 


―― 本日はありがとうございました。いい知らせを待っています。行ってらっしゃい!

ありがとうございます。優勝を狙っていってきます!

 

 

JFA公式大会情報

https://www.jfa.jp/national_team/beach_2024/beach_worldcup2024/

【速報】日本時間2024年2月21日0:30~ VS セネガル代表戦において、6-4の大逆転で勝利し決勝ラウンド進出決定しました!次戦ブラジル戦です!皆さん上里選手の応援宜しくお願いいたします!

 

【関連記事】

 

「PART1 社会人経験がサッカーに与えた影響」はこちら

ビーチサッカーFIFAワールドカップ日本代表決定!弊社アスリート社員「上里 琢文」選手

 

もう1つのFIFAサッカーワールドカップと夢を掴むアスリート社員

 

 

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上里 琢文(うえさと たくみ)

ー経歴ー
沖縄県宮古島出身。小学校1年生からサッカーを始める。学生時代に、県大会での優勝経験や沖縄県選抜チームに選出される。その活躍が認められ、京都サンガFCにスカウトを受けプロへ転向。その後、FC琉球(沖縄)→SVアラーハイリゲン(オーストリア)→JPVマリキナFC(フィリピン)などのチームを経験し、ビーチサッカーに転向(現 TOKYO VERDY BS 所属)。その後、ビーチサッカー日本代表に選出され、FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021で史上初の準優勝を果たし銀メダル獲得。2022年より弊社アスリート社員として入社し、人材開発部マーケティング課
に配属。2023年ビーチサッカー日本代表(背番号5→今回のWカップでは背番号11番)として選出される。現在、社会人×アスリートとして活躍中。

Instagram:https://www.instagram.com/takumi_uesato/
Twitter  :https://twitter.com/t_uesato

 

 


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